星野温泉トンボの湯さまの墨画はおかげさまで2年目になりました。
’24年春から軽井沢の星野温泉トンボの湯さまに季節の墨画が置かれています。その頃のホームページで載せていた私の作品を見てご連絡をいただき、このようなありがたいお仕事につながりました。
はじめお聞きした時、なんと素敵な企画だろう、、と感激しました。昨年春、開業以来の大改装工事ということで2ヶ月も休業されていたトンボの湯さま。その開業に伴い、兼ねてから星野エリアにお越しのお客さまにお伝えしたかった季節の自然の営みを絵と言葉でご紹介する、という企画を計画されました。私はテーマと言葉をいただいたものを作品にさせていただいているだけ、、。本当は黒子なのですが、豊かな自然にもっと目を向けていただきたい思いもあり、私からもご紹介させていただくことにいたしました。
墨画は温泉入り口、男湯、女湯、靴を脱いで上がったところの右側にイーゼルに載せた形で掲示されています。半月で男湯と女湯で入れ替えれておられるので、昨年だけで24点見れたことになります。露天風呂脇に手植えした花々のこと、姿は見えないけれど声は聞こえる鳥たちのこと、その季節ならではの芽吹きや森の様子など、本当に素敵なメッセージです。いつも先に言葉をいただく私が一番楽しんでいるかもしれません。
星野エリアは全国でも有名な野鳥の宝庫。ホテル奥に広がる野鳥の森の散策路はトレッキングに最適で、野生動物の保護や観察、熊との共生に力を入れているピッキオさんもこちら星野温泉の活動の一環です。どうしても豪華なホテル、という側面ばかりが先行していますが、今回の墨画の件で改めて星野さまの素晴らしさに触れる機会となりました。’25年度からはなんと、ピッキオさんのネイチャーガイドの方だった方が新しい墨画の担当となられて、今後のいろいろなテーマのお話にも花が咲きそうです。